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作成日:2020/09/18

Ping Of Death

Ping Of Deathの説明


Ping Of Deathとは


PING OF DEATH とは


Ping Of Deathとは、想定外のサイズのPINGを送付し、相手側コンピュータをクラッシュさせる攻撃方法。PoDと略す場合もあり。読み方はピングオフデス。
Pingパケットは通常64バイトと小さなパケットであるが、65,535を超えるサイズのPingを送信し送信先のコンピュータをクラッシュさせる。

IPパケットの最大サイズは65,535バイトと定義されている。
一部の古いOSではIPパケットサイズのチェックに不備があり、このようなサイズのパケットを受け取った場合にバッファオーバーフローなどが発生してシステムに不整合が発生する。

ただし送信先のコンピュータが対策されていればクラッシュすることはなく、全く効果は無い。
1996年ごろに流行した攻撃手法であるが、現在のOSや機器はほぼすべて対策済みであり効果は無い。

PINGコマンド


参考まで一般的な PING コマンドではサイズを大きくできない設定となっている。
Windows 10 環境において -l オプションにより65535以上のPING を送信しようとすると以下のエラーが発生する。

C:\>ping 127.0.0.1 -l 65535
オプション -l の値が無効です。0 から 65500 の値を指定してください。



対策


65535バイトより大きなPINGパケットは破棄する。







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