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インターネットブレイクアウトとローカルブレイクアウトの違い

作成日:2020/08/29 更新日:2021/01/13

"インターネットブレイクアウト(Internet Breakout)"と"ローカルブレイクアウト(Local Breakout)"は同じ意味で使用されています。

Office 365などクラウドサービスの利用が一般的になり、個々の端末は常にインターネットと通信して作業することとなります。

企業や学校からインターネットにアクセスする場合、セキュリティ強化やウィルスチェック、監査、ロギングのため中央ゲートウェイを通過するのが一般的です。しかし上記のようにインターネットへの通信が多くなるとこれらのゲートウェイの負荷がかなり上がってしまします。
そのため、Office 365など安全なサイトに関しては個人のPCから中央ゲートウェイを経由せず直接接続してしまおうという考えです。これをインターネットブレイクアウト、ローカルブレイクアウトと呼びます。

従来の境界型セキュリティの思想から大きく離れるため「ブレイクアウト」と呼ばれていると思います。これには複雑な処理が必要なため、SDNなどが活用されます。

(注意)分かりやすく簡単に記載しており、一部の環境や分野では記載内容が異なる可能性があります。あくまでも参考程度でお読みください。

比較表

比較は以下の表の通りとなります。

説明インターネットブレイクアウト(ローカルブレイクアウト)従来の境界型防御
メリット中央ゲートウェイの負荷低減、通信の高速化中央ゲートウェイによる管理、制御
デメリットセキュリティ費用の追加、SDNの追加クラウドファースト化による中央ゲートウェイの負荷増大


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