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作成日:2020/09/16
hta による不正プログラムの実行
hta による不正プログラムの実行とは hta の特性を使用してWindows 系 PCに攻撃を加える攻撃方法のこと。
hta とはダイナミック HTML の機能を使用して HTML アプリを実行する機能のこと。mshta.exe がこの機能のエンジン。
ファイルレスマルウェアのツールとして mshta.exe はよく使われる。
攻撃例
メールに不正な .hta を添付して送信する。
添付ファイルで exe , com , Microsoft Office ファイルや圧縮ファイルやリンクなどは開くと危険と広く認識されているが、.hta も危険であることを知らないユーザもいるかもしれない。
基本的に不信メールに添付されていたファイルはどれも危険である。十分な注意が必要である。
対策
(1)関連付けの解除
以下のコマンドで .hta が mshta.exe に関連付けされていることが分かる。
C:\>assoc .hta
.hta=htafile
C:\>ftype htafile
htafile=C:\Windows\SysWOW64\mshta.exe "%1" {<略称>」} %*
例えば以下のコマンドにより .hta を秀丸に関連付けすることにより、不正なプログラムが処理されない変更を行う。
C:\>assoc .hta=hidemaru.txt
.hta=hidemaru.txt
以下のコマンドは存在しないdummyというアプリを関連付けすることにより、.hta を実行しても何も処理されない変更を行う。
C:\>assoc .hta=dummy
.hta=hidemaru.txt
以下のレジストリキーで .hta の関連付けが行われているので害のないプログラムに変更する。
コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.hta
(2)ファイルのリネーム
推奨されないが mshta.exeの名前を変更してしまう方法もある。ファイルの所有者が「trustedinstaller」なので一度所有者を administrator に変更してから mshta.exe.org のような名前に変更する。
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